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アンチポルノ

『アンチポルノ』
園子温
☆4

映画に必要なのは、感覚のまま霧散したものを収斂させる力だろうか。
否、感覚のまま霧散したものをそのまま放り投げることだろう、と言わんばかりの作品。

プロット放棄は、年頃の女の子の感情をそのまま表現したような形になっている。
公開されたのが2016年というのが驚きで、散々色々な作品を出した挙句、これを出す元気があるのか…というのが本音。

このメッセージ性で作品を作ろうと思った時、プロットが確りしていては、確かにメッセージの誠実性が損なわれるだろう。そんな気持ちが読み取れる。
園子温のそういう信念が好きだ。

園子温の妙はタイトルにあると思う。
『アンチポルノ』『地獄でなぜ悪い』『夢の中へ』
この辺は、タイトル以上の説明が不要なのだ。
作品をそのまま言語化したら間違いなくそうなるだろう、というような。

『愛のむきだし』が更に面白くて、確かにアレはそういう"諦め方"をするしか無いな、と笑。

つくづく、映画とはこうあるべきと思う。
ちなみに☆が1つ少ない理由は、単純に面白くないからだ。全力でオススメ出来ない。
飽くまで、消費者の態度として、この評価が誠実であろう。


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