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羊の木

羊の木
☆4.5

原作は山上たつひこ(原案)、いがらしみきお(作画)の漫画。

間違いなく邦画史に残る傑作。

先に惜しい部分を二つ述べる。
・尺が圧倒的に少ない。
2時間ちょっとじゃなくて5時間くらいあれば良かった。
・終盤がなんか違う。
一番引っ掛かった部分。
宮越くんの行動心理は一瞬引っかかるが考えれば納得出来る部分。残念だと思ってしまったのは◯◯が崩れ落ちてくる部分だ。
設定に微々たる変更を加えているのであれば、(もし原作通りのラストなのであれば)漫画調になってしまうあのラストは何としても抑えて欲しかった。

というのも最近思うことがあって、私は原作至上主義者であるが、原作通りに描くことが原作至上主義の行き着く結論ではない気がしてきているのだ。

漫画(或いは小説)という画角を映画という画角に"転写"すること自体が不自然であり、原作を映画という別の芸術画に"変換"することが大切なのではないかと。

音楽で言うとmp3とwavみたいな。
媒体に適した形に変換することが大切だということ。
俗に言う美的感覚というやつだ。
この作品はラスト以外、その点が非常に優れていた。


この映画を批判してる人間は一体映画を鑑賞する時にどういった部分を見ているのだろうか。
と、正直文句を言いたくなる。

きっと文句を言っている層は"原作大好き"な人と"プロット警察"である。
前者は良い。原作が好きな人間の気持ちはよく分かるからだ。そして原作は神様みたいなもので謂わばそれを信仰している彼らは正しく、オリジナルに比べれば別の形態の作品なんて分派した二番煎じ教なのである。
我々は本流を信仰する彼らには何の文句も言うべきではない。
本流(母)が無ければ分派(子)は生まれないからだ。

問題は後者だ。
プロットがー
とか言ってるレビュー欄のお前ら、この映画ってそんなことより800000000000億倍くらい観るとこあったんだわ。
お前ら全員映画観るの即刻やめろ。

めちゃくちゃオススメだから良かった部分とかは特に書かない。とにかく観るべし。

以上。
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