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放課後たち

放課後たち
監督:笹木彰人,勝又悠,日原進太郎,倉本雷大
☆2.6(各作品の平均値)

家庭教師と生徒をテーマにした短編集。
4つ収録されていて、それぞれ監督は上述した通り。
1つずつ評価していく。

1つ目
笹木彰人
☆2
アリかナシかで言えばアリ。
何もかもが粗雑。
登場人物の行動がおかしく、一番ダメなのがそのおかしさが世界観に含まれていないこと。
つまり、おかしな登場人物として描かれるのではなく、普通の登場人物が全員おかしな行動を取っている、という構図になっている。
演技も酷い。
短編集で(技術的に)大切なのは、短い尺の中に"どれだけ自然な形で"時間を流れさせるか、だと思う。
これは『羊の木』でも書いたことである。

本作にはそういった時間の流れは一切なく、唐突に現れる家庭教師に、あまりにも不適な反応を示す生徒、そしてあまりにも不適なやりとり、といった映画としては超絶駄作というニオイがプンプンする。

しかし、着眼点は良い。
カメラというものがキーアイテムになっていて、そのカメラが切り取る"外の世界"というものが自分に与える影響。
それを体験した人間が数珠繋ぎに"大海"の重要性を伝道していくというメインテーマのセンスはとても良いのだ。


2つ目
勝又悠
☆4
一番良かった。
1つ目で書いた短編のテクニック面をクリアしている作品。
"ビデオブログ"的なものが趣味の女子高校生(主人公)が、自分の生活をカメラの中に写し留める。
家庭教師役の森田(さらば青春の光)に徐々に恋をしていく主人公を、徹底的に主人公の持つカメラを通した画角で表現している。
30分弱の作品の中で、半年程度の月日が経過するが、時間の流れと心情変化に違和が無い。
基本的にカメラの日付と、カメラの中だけを見させられているから、その他の時間は観ている人が補完していくのだ。

映画という短い時間、とりわけ短編集といったものでは、時間以上の必然的な納得感や違和感の少なさを表現するためにはこの技術は必須である(ただしテーマが現実的なものに限る)。

3つ目
日原進太郎
☆3.0
ガイジ。

4つ目
倉本雷大
☆1.5
主人公は広瀬すず。この短編集、しかも3つ目のインパクトの後に広瀬すずとか出てくるのかという衝撃から始まる。
もう誰しもが(言葉は悪いが)B級短編集だと理解している上で何故か出てくる広瀬すず。混沌である。
ただ、内容は一番普通で、その普通の内容を普通に映し出している。
何も面白くない。一番つまらなかった。
演技は良かったけどね。


演技の1つ目が頭一つ抜けて酷かった。
1つ目が酷すぎて他があまり気にならなかった。
そういう狙いなのか?




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